日本の移民問題

最近すごく話題になっていますね

クルド人問題や、中国人問題が話題性がありますが、

仕事をとおして出会う人には

中国人やブラジル、フィリピンなど多岐にわたります。

この移民問題をちゃんと知るためにデータを観ながら眺めていきたいと思います。

そうすることで、今後のニュースの理解を深められればと思います。

人口の規模

2024/11月現在で世界人口は81億1900万人です。

上位5か国のランキングを見てみましょう

  • 1位インドー14億5093万人
  • 2位中国ー14億1932万人
  • 3位アメリカ合衆国ー3億4542万人
  • 4位インドネシアー2億8348万人
  • 5位パキスタンー2億5126万人

上位5か国だけでも世界人口の約40%を占めています。

そして2024/11月現在で日本の総人口は1億2379万人で人口ランキング12位です。

こうみると、日本の人口の多さにびっくりします。

ではここからは日本国内で見てみましょう

日本の移民割合

ではここから日本国内に滞在している移民の割合をみていきます。

日本の総人口に占める移民の割合は20223年時点で約2.5%

在留外国人は341万人で増加傾向です。

※移民と在留外国人は概念的には異なりますが、実際には重複する部分があります。

移民は移動の理由や機関などは問わず、日本国にいることで数えられています。

一方在留外国人は中長期在留者または特別永住者のことをいい、簡単にいうと「観光客など3か月以内の短期滞在者を除く外国人」を指します。

このブログでは両方とも同じ意味と解釈して頂いてかまいません。

では2024年時点で日本の在留外国人の国別割合を多い順に以下に示します。

  • 中国 約22.9%
  • ベトナム 約15.7%
  • 韓国 約11.4%
  • フィリピン 約9.0%
  • ブラジル 約59%
  • ネパール 約4.9%
  • インドネシア 約4.2%
  • ミャンマー 約2.4%
  • 台湾 約1.8%
  • 米国 約1.8%

だいたいこれくらいが大部分を占めています。

341万人の1%で3.4万人ほどですので、

米国だと6万人、中国だと78万人ほどが日本国に滞在していることになります。

沖縄県で146万人の人口なので、中国人が自治区を作ったら、一つの県は中国になりそうですね

ちなみに沖縄県内の中国人の割合は2020年時点で約13%で2786人だそうです。

どちらかというと大都市や商業集積地に多いそうです。

日本はアメリカの統治内にいるとおもっていたのですが、

中国が多いのは気になりますね。。。

クルド人

移民問題といえばクルド人ですが、いまのところその名前すらでてきませんね

クルド人に焦点を合わせてまとめてみました。

クルド人は、約2500万~3500万人の人口を持つ中東最大の民族で、

トルコ、イラン、イラク、シリアなどにまたがる地域に住んでいます。

国家を持たないため、各国で抑圧されることもあります。

日本には約2000~4000人のクルド人が住んでおり、主に埼玉県川口市に集中しています。日本は難民認定が難しく、多くが特定活動ビザで滞在しています。

埼玉県川口市の人口は約60万人

それに対し、クルド人は在留資格をもつトルコ国籍者が約1000人。

仮放免中の人が約700人とされています。

川口市におけるクルド人の割合は約0.28%となっています。

なかなか少数のように感じます。

クルド人移民はいつから?

日本のクルド人移民は1990年代初頭からはじまりました。

1990年代初頭に最初のクルド人が埼玉県の蕨(わらび)駅周辺に住み始めたとされています。

1991年に「川口メフメト」と呼ばれるメフメト・ボズベイオールというトルコ系クルド人が川口市に来たとされています。

1993年から1995年にかけて、トルコ政府によるクルド人への弾圧が強まり、日本とトルコ間のビザ免除協定を利用して入国するクルド人が増加。

2015年以降、トルコ政府のクルド人政策の強硬化により、クルド人の来日が急増。

これらの要因と情勢により、日本のクルド人コミュニティは徐々に形成され、現在に至ります。

歴史をみると、20年以上前から日本への移民はいたことになります。

では、なぜ2024年の今になってこんなに報道されるようになったのか?

もう少し歴史を現在まで見てます。

2023年春頃から「入管難民法改正案の国会審議に伴い、難民申請者の多いクルド人の存在が注目され始める。

2023/7月にクルド人男女間のトラブルから傷害事件が発生し、病院前で騒ぎになったことが報じられた。

20223/11月にトルコ政府が一部のクルド人関係者を反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」の支援者と発表したことが問題視されます。

それを機にネット上でクルド人へのヘイトスピーチが拡散され、各地の日本人だ引退によるデモ活動が行われ現在に至ります。

だいぶ流れが分かってきましたが、やはり気になるのはメディアの動きです。

ここで「移民」ではなく「難民」として注目されたようですが、

メディアで取り上げるほどの「数」ではないような気がしますが、もう少し深堀してみたいと思います。

「難民」について

クルド人は移民ということと「難民」というキーワードによりメディアに出てきたようです。

まずは世界の「難民」状況から見てみましょう

2024年時点では難民の総数は1億2000万人

日本の総人口に匹敵する人数が難民となっているそうです。

では、難民を受け入れている上位国は(2021年時点)

1 トルコ:375万9800人(世界難民の11.94%)

2 コロンビア:184万3900人(5.85%)

3 ウガンダ:152万9900人(4.86%)

すごいですね。

世界では難民が1億人もいて、それを受け入れている国がこんなにあるとはしらなかったです。

では日本の「難民」についてのデータを調べてみます。

2023年の日本の難民認定状況は以下の通りです

難民申請者数:13823人

難民認定者数:303人

認定される割合は2%くらいのようです。

では難民認定者の主な国籍はというと

アフガニスタン:237人(78.2%)

その他:トルコ、ガンビア、ナイジェリア、バングラデシュなど

日本の人口に対して0.00024%程度と難民認定者の割合は極めて低い感じます。

世界と比べると日本の難民受け入れは結構少なく感じます。

まとめ

数字で世界各国と比べてみるとよくわかってきます。

ニュースでは局所的にしか報道できないため、情報が偏ったり不十分だったりと

不完全になってしまうため、こうして時間をとってしっかり調査することが大事な時代になってきたなと感じます。

今後もニュースを俯瞰して新しい切り口から観てみるということを発信していきますので、よろしくお願いします。

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