自宅のインターネット回線はどれがいい?乗り換え先のおすすめと選び方を解説!

キャンペーンをみると、今より安くて速い契約に感じます。期間限定や店舗限定でお得になると錯覚してしまいます。その結果、結局何も変わらないか、今より損する契約をしてしまうこともあります。

企業はマーケティングのプロです。お得に見せて興味をもたせるためのマニュアルが研究されています。筆者は6年以上、通信会社の現場を経験しました。各社のプランを把握し、比較検討してお客様の相談に応えていました。この記事では、自宅のネット回線の選び方や考え方、ネットの仕組み、おすすめの回線を解説します。

この記事を読めば、自分のスタイルに合った最適なネット回線とプランを見極められます。ネットの利用頻度が多ければ光回線がおすすめです。そこまで使わなければスマホの格安SIMでテザリング利用が最適です。

速い通信速度で大容量のデータが欲しい人には光回線とホームルーター

インターネットを速くて快適に利用したい人には、光回線やホームルーターがおすすめです。

自宅でネットを使うなら光回線

光回線は光ファイバーケーブルを使ってネットとつながる方法です。速い通信速度と大容量のやり取りが可能です。以下にあてはまる人におすすめです。

光回線なら安定した通信に加えて、速い通信速度と大容量の回線を利用できます。設置工事と手数料など初期費用がかかります。建物の構造や環境によっては工事不可の場合もあります。工事不可の場合は、光回線は諦めてホームルーターを検討しましょう。

光回線が設置できない場合にホームルーター

ホームルーターは光ファイバーケーブルではなく、モバイル回線を利用してWi-Fi環境を構築できるネット回線です。コンセントを挿すだけで設置できて場所を選びません。設置工事も不要です。

以下にあてはまる人におすすめです。

ホームルーターは光回線よりも電波が不安定になりやすいです。利用する地域の電波状況がそもそも悪いこともあります。事前に電波状況を確認しましょう。

外出向きのモバイルルーターを自宅で使うのはもったいない

モバイルルーターは持ち運びに特化しています。自宅でつかうには不向きです。カフェや出張先など、外出先でWi-Fiを使いたいときに便利です。

モバイルルーターもモバイル回線を利用してネットと繋がります。ホームルーターと価格帯も似ていて同じものだと思ってしまいます。しかし、あくまで外出用の機能です。自宅でメインに使うならホームルーターを使いましょう。

無制限の意味が違うことに注意

※ホームルーターやモバイルルーターの無制限は、通信容量制限のある中で使い放題という意味です。光回線の無制限とは意味が違います。内容をよく確認しましょう。

おすすめの光回線会社とプランの比較解説

当記事はNTT光コラボをおすすめします。光回線は乗り換えなどを考慮して、事業者の変更が簡単なものを選びます。現在の利用環境との相性も見極めながら選びましょう。

@スマート光(1Gタイプ)
  • 戸建て:税込4,730円
  • 集合住宅:税込3,630円
  • 最低利用期間や違約金がない
マネーフォワード光(1ギガプラン)
  • 戸建て:税込4,950円
  • 集合住宅:税込3,850円
  • マネーフォワードMEのプレミアムサービス(税込540円)を無料使用できる

※固定回線の料金とは別に、工事費や手数料が発生する場合があります。
※キャンペーンを含めた最新情報は公式HPでご確認ください。

複雑なキャンペーンがなく、シンプルな料金設計です。利用者に寄り添った良心的な回線としておすすめします。

NTT光コラボとは

光コラボ(光コラボレーションモデル)とは、各事業者がNTT東日本・NTT西日本から光回線(フレッツ光)を借りるビジネスモデルです。自社サービスやプロバイダー契約をセットにして、独自の料金や特典で光回線サービスを提供することです。

スマホでYouTube視聴やLINEをする程度の人には格安SIMのテザリング

スマートフォンでのネット通販やSNS、動画視聴、LINEのメッセージくらいしか使わない人には、格安SIMの通信を利用するテザリングがおすすめです。おすすめ格安SIM

格安SIM会社プラン容量通話料月額料金
(税込)
回線メモ
日本通信SIM合理的シンプル290プラン1GB〜5GB11円/30秒290円NTTドコモ1GBまで。
追加1GBごとに220円
日本通信SIM合理的みんなのプラン6GB〜20GB11円/30秒
(5分かけ放題or月70分無料)
1,390円NTTドコモ
日本通信SIM合理的50GBプラン20GB〜50GB11円/30秒
(5分かけ放題or月70分無料)
2,178円NTTドコモ
楽天モバイル楽天最強プラン無制限1,078円〜3,278円
(使用量で変動)
無料
(Rakuten Link使用時)
楽天(au回線のパートナーローミング活用)データを無制限で使いたい人に最適
mineo15GB+パケット放題3Mbps15GB以上は3Mbpsで使い放題(3日間で10GBの速度制限あり)10円/30秒(mineoでんわ利用時)1,958円au/NTTドコモ/SoftBank動画視聴できれば、高速でなくても良い人向け
ahamoahamoプラン30GB22円/30秒
(5分無料)
2,970円NTTドコモ
ahamoahamo大盛り30GB〜110GB22円/30秒
(5分無料)
4,950円NTTドコモahamoプランに1,980円の大盛りトッピングで80GB追加
povo2.0トッピングを選ぶ多種多様22円/30秒
(通話プランあり)
・24時間使い放題:330円
・30日間30GB:2,780円
など
auサブ回線として優秀

テザリングを使うと、スマートフォンをモバイルルーターの代わりにできます。テザリングによって、パソコンやタブレットでインターネットが利用できます。1Mbpsの通信速度があれば、高画質の動画視聴やアプリのダウンロード以外は快適に使用できます。

(画像:出典:楽天モバイル)

格安SIMの会社によって、テザリングを利用する際、別途料金が必要な場合があります。契約内容をきちんと確認しましょう。

自宅でインターネット回線を契約する際の注意点

インターネット回線の契約時には、3つの注意点があります。

それぞれ詳しく解説します。

契約書やキャンペーンの説明には、重要なことが小さく書かれている

インターネット回線に限らず、契約書には契約者が不利になる内容が小さく書かれることが多いです。

確認することは

最低契約期間は、2年間であることが多いです。早期解約時に解約手数料が高額ではないか確認しましょう。光回線の場合、転勤や引っ越し時に解約すると違約金がかかる可能性があります。

通信速度制限は光回線の場合、無制限なので気にする必要はありません。ホームルーターやモバイルルーターの場合、通信速度制限の条件が設定されている場合が多いです。

例えば

などです。

無制限とされていても、速度制限がある中での使い放題という意味です。光回線に比べると快適には使えません。1ヶ月の使用量を把握してから契約することをおすすめします。

例)3日間で10GBはどれだけのことができるのかの目安。
  • ホームページの閲覧:約6.5万回
  • LINE通話:約2万分
  • 高画質(1080p)のYouTube視聴:約15時間
  • メールの送受信:約2万回

(参考:マイナビニュース)

3日間で10GB(上記の使用量)以上を使う場合は、光回線の無制限がおすすめです。

キャッシュバックの手続きが複雑で受け取り失敗が多い

ネット回線の会社を選ぶ際に、迷う原因の1つはキャッシュバックキャンペーンです。キャッシュバックを考慮して選んでも、実際は手続きが複雑で受け取れなかったという場合も多いです。

理由は以下の通りです

キャッシュバックが貰えれば料金を安く済ませられます。しかし、そのための手続きやサブスク解約を気にしている時間も、本来は貴重な時間です。

価格.comなどの比較サイトでインターネット回線を探すのもおすすめしません。比較サイトはキャッシュバックが高くて、表面上は安い価格の回線がおすすめとして表示されます。紹介者に高い紹介料があるだけの回線プランを優先的に紹介していることもあります。

契約内容やキャッシュバック内容は自分の目で確認し、納得してから契約するようにしましょう。

スマホや電力契約などのセット割に注意

店舗で説明を受けると、セット割キャンペーンで安く提示されます。家族のスマホや電気代、TV、固定電話番号などセット内容は様々です。全体で見ると安くなるように見えます。しかし、詳細をよく確認して計算すると、劣化品質を割高で契約するものも少なくありません。個別で契約するほうが安くて快適な環境を得られます。

金額に見合った品質の契約かどうかを、よく確認しましょう。

他社回線に乗り換える時のお金の考え方

インターネット回線を他社に乗り換える場合、現在の通信費からどれだけ安くなるかをチェックします。乗り換えにかかる費用が、どのくらいの期間で回収できるかは重要です。

解約金の考え方

(前提)

【解約無料月まで残り4ヶ月ある】
  • 解約無料月まで待つ方が得
    • 切り替え後2,000円の得×4ヶ月=8,000円戻ってくる
    • 解約手数料の10,000円より2,000円の損
【解約無料月まで残り6ヶ月ある】
  • すぐに解約した方が得
    • 切り替え後2,000円の得×6ヶ月=12,000円戻ってくる
    • 解約手数料の10,000円より2,000円の得

乗り換えによって高額な解約手数料がかかる場合は、無理に変える必要はありません。回線会社によって異なりますが、定期的に解約無料月があるため、そこまで待ちましょう。

筆者の判断基準

筆者は数千円の損でも手数料を支払って乗り換えます。安い方に早く乗り換えたほうが長期で考えてもお得です。およそ1年以内に元が取れます。悠長に待って、解約無料月が急に忙しくなって忘れることもあるでしょう。決断することも大事です。

インターネットや光回線に関するよくある疑問

インターネットに関するよくある質問を解説します。知ることでよりよいプランを選べるようになります。

インターネットはどうやって繋がっているの?

インターネットはパソコンにデータが届くまで、長い道のりを通ってきます。

インターネットと繋がるまでの道のり
  • インターネット
  • プロバイダ(例:OCN・So-net・BIGLOBEなど)
  • 回線(例:楽天ひかり・ソフトバンク光・auひかりなど)
  • ONU(光回線終端装置)またはHGW(ホームゲートウェイ)
  • Wi-Fiルーター
  • パソコンなど

インターネットは電波で繋がっていると思われがちですが、実際は物理的に光ファイバーケーブルが収容局(アクセスポイント)までつながっています。

※収容局(アクセスポイント)とは

NTTなどの通信事業者が、各地に設置している光回線や電話線の「地域のまとめ役」となる建物(局舎)のこと

ホーム(戸建て)タイプとマンションタイプの違いは?

インターネット回線の契約にはホームタイプとマンションタイプの2種類あります。ホームタイプは使用するルーターまで一本の通り道を独占して利用します。しかし、マンションタイプは一本の通り道を、住人全員で共有利用します。そのため、回線が混雑して遅くなりやすいです。代わりに料金は安く抑えられます。

住人全員と共有したら、セキュリティは大丈夫?

セキュリティは問題ありません。

インターネットが遅くなるのはなぜ?

プロバイダや回線が混雑してインターネットが遅くなっていることが原因です。利用している回線自体が遅い可能性もあります。インターネットはパソコンと一本の道ですべてつながっています。その通過途中で古い機材や配線、対応容量が小さいところがあると、そこで混雑します。

例えるなら水道管です。貯水タンクから家までの途中で、どこかに狭い配管が含まれると、その場所で一気に水の量が減ります。インターネットも同様の考え方です。

インターネットの速度を測定したい場合は、NETFLIXが提供する「Fast.com」というサイトで測定できます。実測値で10Mbps以上あれば問題ありません。1〜2Mbpsは格安SIMの低速モードと同程度です。通常画質の動画視聴は可能です。

各社のリアルな速度を知りたい場合は、一般ユーザーの測定結果が集まる「みんなのネット回線速度(みんそく)」が便利。口コミサイトで現在の通信速度(実測値)が、地域ごとに一目でわかります。

まとめ:自宅のインターネット回線選びは適切な内容であればOK

インターネット回線は、無駄なオプションや価格に見合わない通信速度などを回避できれば充分です。通信速度でお悩みなら回線会社やプラン、プロバイダを見直すことで改善します。当記事おすすめの回線なら、シンプルなプラン設計で安定した速度です。

地域によってサービス提供の状況が異なります。おすすめした中から自分の地域でも対応する回線会社を選びましょう。インターネット回線の見直しは通信速度の改善と、固定費の見直しにも重要です。

インターネット環境は、なくてはならないインフラのひとつです。しかし、過剰な内容の契約は必要ありません。適切な金額で快適な環境を手に入れましょう。

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