プラスチックのまな板には危険や管理に非常に注意が必要だと以前記事にしました。
もしよかったらそちらの記事をみてからこの記事に戻ってくるとより詳細がわかると思います。
過去記事「プラスチックを卒業?木製まな板を選ぶべき理由とおすすめ商品5選」
過去記事では食材によっての使い分けは詳細を触れられなかったので
ここでは「肉や魚」の調理時の扱い方をまとめていきます。
結論
実際に僕が1年ほど使っています。毎日ではないですが、定期的に肉や魚の調理でまな板を使用します。
使い方としては
- 使用前にまな板を水で濡らす
- 食材のカットが終わったら水で洗い流す
- これを食材ごとに繰り返す
- 全食材のカットが終わったら水で洗い流しながらたわしで木目や包丁の傷に沿ってこすり洗う
- 木目に合わせて立てかけて保管する
特にこの管理方法で食中毒やまな板のカビなどは発生していないです。
木材には天然の抗菌作用があるので、そもそも菌が付着しても繁殖しずらいという環境です。
そのへんはプラスチックまな板との大きな違いだと感じます。
プラスチックまな板の場合は、食材に合わせて複数を使い分けが必要ですから。。。
以下詳細をプラスチックとの比較をしながら木製まな板の使用方法をまとめていきます。
菌の発生の原因
そもそもまな板で菌が増殖してしまう要因はなんでしょうか?
実は菌には増殖の条件が必要です。
- 温度(気温や季節)
- 湿度(水分)
- 栄養(食材のカス)
この三拍子が揃うと菌はウキウキで増えていきます。
菌にとっての楽園は簡単に発生します。
温度に関しては季節が主な要因なので、それは置いておいて
残りの湿度と栄養の部分は対策が必要です。
湿度とはまな板にどれだけ水分があるか、または残っているかということ。
栄養とは食材の残りカス。とはいってもほぼ目視できないですが包丁傷や木目に入り込んだ細かいものです。
この2つの詳細をみていきましょう
湿度(水分)対策
まずは「湿度(水分)」ですが
プラスチックと木製では、プラスチックが水分が残りやすいです。
そのへんはイメージ通りだと思います。
とは言っても暗くジメジメした締め切った場所に保管したら意味がないので
こちらも大事なのは「保管場所」となります。
風通しの良い場所に、立てて保管です。木製の場合は木目を縦にして立てかけます。
木製まな板は使用前は必ず水で濡らしてバリアを張り
使用後はたわしで汚れをこすり洗い流し、ちゃんと乾燥させる。これで完璧です。
栄養(残りカス)対策
注意が必要なのが栄養(残りカス)についてです。
基本的にはたわしで木目や包丁傷にそってこすり洗いで問題ないです。
ですがその時注意が必要です。それは
「お湯をかけたら汚れが落ちやすく、殺菌もできるのか」
こちら、肉や魚を切ったあとにまな板に残っている油分や血液などのタンパク質がお湯で固まってしまい、逆に菌のエサを残してしまう結果になってしまいます。
お湯を使うのは注意が必要です。
まとめると
- 水とたわしで落としやすい汚れなどを洗い流します。
- 必要に感じたら中性洗剤とスポンジで油汚れを落とします。
- 洗剤成分を十分に水で洗い流します。
- 風通しの良い場所に乾燥できるように立てかけて保管
使っちゃだめというわけではありませんがいくつか注意があります。
お湯での殺菌は長時間の浸け置きが必須ですが、木材が水分をかなり吸収してしましい反ってしまい平らな状態で使用できなくなる可能性があります。
かつ、水分が多く温度の高い状態だと菌が喜ぶ環境となってしまいます。木製まな板にはちょっと合わない殺菌方法となります。
また、中性洗剤ですが木材の天然の抗菌作用も一緒になくしてしまうため、せっかくのセキュリティ機能をこわしてしまいます。必要最低限の使用をおすすめします。
結論
木製まな板で肉や魚をカットした際の管理について
まずは菌の増殖する天国条件を把握することがもっとも大事です。
- 温度
- 湿度
- 栄養
季節な夏には特に注意が必要です。
食材を乗せる前にまな板を水で濡らしてバリアを張ります
食材をひとつひとつカットするごとに水で洗い流し、バリアを張り直します
全食材のカットが終わったら水で洗い流し、たわしで木目や包丁傷の隙間の汚れをこすり洗います。
肉や魚の油分が気になる場合は中性洗剤とスポンジで洗います。
必要最低限で洗剤は使用し、すぐに十分な水で洗い流します。
お湯は木材と相性が非常に難しいので、注意してください。
最後に風通しのいい場所に立て替えて乾燥させて保管しましょう。
これで木製まな板を使いこなせるようになります。
なれれば非常に簡単です。
洗剤を使わなくなったので補充の頻度も減りました。
経済的にも管理の手間的にも、木製まな板に変えて本当に良かったと思っています。
ぜひ木製まな板を使いこなして、QOL向上していきましょう。
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